2019年06月08日

心の中の娘と共に:(39)

共通環境 
 ここのところ、東京近郊に住む叔母のところに通っていますが、狭い入り口のあたりに植木鉢がたくさん置いてあるのを目にして、叔母は園芸好きなのだなあ、と思いました。そこからふと思い出したことがありました。
 40年ほど前、この叔母には兄にあたる叔父が亡くなったときに、私は初めて叔父の家を訪れました。都内にあるその家の、小さな庭の片隅に棚が設けてあり、たくさんのサボテンの鉢が並んでいました。それを見た私は、叔父の趣味と知って、驚いたものです。
 でも、今は何となく、分かるような気がします。私も狭いベランダで鉢植えの花や野菜を植えて楽しんでいるからです。そして私の妹も園芸が趣味です。妹は、家を建てるときに、家が狭くても庭が欲しい、と言ったくらいですから、野菜を作り、草木を植えて楽しんでいます。
 私、妹、叔父や叔母は、故郷大船渡の同じ家で育ちました。庭が広く、たくさんの果物の木や草花が育っていました。また、庭の一部は畑にし、野菜も作っていました。叔父叔母にとっては父であり、私達にとっては祖父である「重四郎」という人は、植物の大好きな人でした。花も好きで、庭には季節ごとにたのしめるように、いろいろな種類の花を植えていました。
 そんな実家を共通環境として育った叔父や叔母、私達姉妹が、園芸という共通趣味を、都会の片隅で細々と続けることは、自然の成り行きだったのかもしれません。
 わが家のベランダでは、花の他にセリ、ニラ、パセリが育っています。昨年の今頃、娘の歌の友達から頂いた、鉢植えの紫陽花も咲き始めています。
 こんな小さな「庭」でも、遠い昔の実家の庭を彷彿させます。

近況あれこれ
昔小学生の思い
 Kちゃんから「見に来てね」と誘いを受け、今年も運動会を見に行きました。幼稚園に入った年から数えてKちゃんの5回目の運動会です。
 幼稚園での最初の運動会は、娘バルと一緒に見に行きました。運動会の行われる場所は、小学校の校庭ですが、幼稚園の頃もここでしたので、娘と一緒に見た、最初の運動会をいつも思い出します。
 今年は暑い日でしたので、テントの下の敬老席に座ろうか、と思ったのですが、もういっぱいでしたので、持参した腰かけで、それでもテントの下に陣取りました。
 三年生のKちゃんが参加した種目は、「綱引き」と「輪」と「短距離競争」の三つです。80メートルを走る短距離競争のときには、私は場所を移動し、Kちゃんに声がとどくように、大きな声で応援しました。
 「輪」は、三年生全員で、身の丈ほどもある大きなフラフープを、自在に操りながら踊るものでした。私はその見事さに感動しました。短期間にこれほどの技を身に付ける子供の能力の計り知れない可能性と、それを指導した先生の、両者に感心と感動を覚えました。
 そしてなにより、生徒の席はもちろんのこと、騎馬戦さえも男児女児混合だったことに今更ながら気づき、感心しました。礼記の、「七年男女、不同席(男女七歳にして 席を同じゅうせず)」を思い浮かべる私に、私自身が「古い!」と声を上げていました。70年前に小学生になった私です。今の小学生を見ていますと、感心というよりも、感無量とでも言った方がぴったりだと思いました。
(2019年6月8日/次回更新予定6月22日)
posted by ジャン吉 at 09:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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